変化の著しい現代社会では、単に知識を身につけるだけではなく、情報を収集・判断する力、また分析して自らの考えを表現する力が求められてきます。またパソコンやタブレットなどのICTツールが当たり前の身近な道具として使えることが求められています。国の教育改革や大学入試改革の動向も踏まえて、生徒たちが自ら考え、深く調べ、表現する力を高めるため、Google Workspace for Educationを積極的に活用し、主体的・対話的で深い学びを実現していきます。
大学入試改革をはじめとする教育改革では、生徒たちがどのようなことを考えどのように行動したかを記録するポートフォリオ(学修の記録)が重要な要素となります。宇都宮文星女子高等学校で は2018年度より教育クラウドサービス「Classi」を導入し、生徒が自ら日々の取り組みを記録し、振り返りを重ねながら次なる成長へと繋げる指導をおこなっています。「Classi」に3年間蓄積したポートフォリオは進路実現の際の重要なデータとして活用します。
これからのAI時代に必要な学力とは何でしょうか。大切なのは、AIではなく人間にしかできない力を身につけることです。それは文脈やコミュニケーションを理解し、多様な情報・状況を判断し、行動する力であると考えています。考え、判断する基本となるのは、読解力と基礎的な学力です。宇都宮文星女子高等学校では、義務教育との接続を考えながら、生徒それぞれの得意分野・苦手分野に対応するため、ICTを活用した学習サービス「すらら」を導入し、一人ひとりに最適化した学力養成を実現しています。
毎日、朝10分間読書の時間を設定し、全校一斉に朝の読書を行っています。静かな雰囲気の中、朝の読書を通じて落ち着いた心で学校生活に臨み、読解力・語彙力の向上を目指します。
1年次は自分の興味のあることについて課題設定を行います。個人で探究学習を進め、ポスター作成、クラス内発表を行い、探究の基礎を学びます。2年次は地域社会について複数設定された課題から一つを選択し、チームを組んで探究学習を行います。保護者など、外部に向けての発表会も開催されます。3年次は卒業論文を作成します。1、2年生で学んできた探究内容を中心に課題設定を行います。
自分自身が音楽を聴くことが好きで、音楽を聴き終わっても一定のリズムや歌詞が脳裏に流れていて、その原因が気になっていました。調べてみると、イヤーワームという現象が見つかりました。イヤーワームは、そのときの精神状態や置かれた環境に左右されます。私は「しかたのない現象」だと考え、無理にそれを止めようとはしないという結論にいたりました。
私は令和3年に比べ、4年の刑法犯の認知件数が増加していることに着目し、その原因を探ってみようと思いました。警察庁や厚生労働省のホームページのデータから、2009年の新型インフルエンザ流行のときにも同様のことが起こっていたことがわかりました。今回卒業論文として、7ページにもわたるレポートにまとめられたことは、大学に進学してからも役立つ学習だったと思います。